プラトン『ゴルギアス』ゴルギアス編

こちらの動画は、
プラトンの初期対話篇
『ゴルギアス』
の導入部分(ゴルギアス編)を、
ずんだもんとめたんが
ソクラテスとゴルギアスを演じる形で
分かりやすく解説したものです。

主な内容は以下の通りです。

1. 対話の始まりと弁論術の定義

ソクラテスの突撃

どんな質問にも答えられると豪語する
弁論術の大家ゴルギアスの元へ、
ソクラテスが
その技術の正体を確かめに訪れます。

一問一答のルール

ソクラテスは長い演説を封じ、
短い言葉で答える
「問答法」を
ゴルギアスに約束させます。

これは議論を
曖昧にさせないための戦略です。

弁論術とは

紆余曲折を経て、
弁論術とは
「言葉によって大勢の人々
(法廷や議会など)を説得し、
信念(思い込み)を作り出す技術」
であると定義されます。

2. 弁論術の力と限界

専門家を凌ぐ説得力

ゴルギアスは、
弁論術を使えば
医者よりも説得力を持って
病人に治療を勧められるなど、
あらゆる専門家を差し置いて
大衆に選ばれる
「最強の力」
を持つと主張します。

道徳的責任の回避

同時にゴルギアスは、
弁論術は格闘技のような道具であり、
それを悪用した生徒がいても
教えた教師に罪はないという
予防線を張ります。

3. ソクラテスによる論破(矛盾の指摘)

ソクラテスは、
ゴルギアス自身の発言から
矛盾を導き出します。

知識の必要性

ゴルギアスは、
もし生徒が
「正義(正しいことと不正なこと)」
を知らずに来たら、
自分がそれを教えると答えました。

正しい人は不正をしない

建築を学んだ人が建築家になり、
音楽を学んだ人が音楽家になるように、
「正義を学んだ人は正しい人」
になります。

結論

正しい人は
決して不正を望まないはずです。

それなのに、
なぜ
「弁論家が弁論術を不正に使う
(悪用する)可能性がある」
と言ったのか。

この
「弁論術は正義を教える技術である」
という主張と
「悪用される可能性がある」
という主張の矛盾を突かれ、
ゴルギアスは反論できなくなり
退場します。

まとめ

動画では、
言葉の定義を明確にし、
相手の前提から矛盾を引き出す
ソクラテスの高度な議論術
(問答法)が描かれています。

ゴルギアスが敗北した後、
議論は弟子のポロスへと引き継がれ、
さらに激しい論戦へと発展していきます。

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