- 2023/08/14
この動画は、
YouTubeチャンネル
「ネオ高等遊民:哲学マスター」によるもので
現象学の創始者
エドムント・フッサールの思想と、
その核心である『現象学的還元』
について
4つのキーワードを用いて解説しています。
20世紀以降の哲学に
多大な影響を与えた
現象学の基本的な考え方がまとめられています。
主な内容は以下の通りです。
1. 自然的態度
私たちが普段、
目の前のものが「存在している」と
当たり前(自明)に思っている態度のことです。
例えば、
「本が見えるのは、そこに本が実在するからだ」
と考えるのが自然的態度です。
2. 現象学的還元(エポケー)
現象の本質を探るために、
自然的態度(存在への確信)を
一旦「保留」することです。
「本が実在する」
という前提をオフにすると、
残るのは
「私に本がこのように現れている」
という意識の作用だけになります。
意識が対象に
「意味」を与えることで、
世界が成立しているという構造を
明らかにしようとしました。
3. 意識流
意識とは固定されたものではなく、
過去から未来へと絶えず流れていく
持続的な「流れ」であるという考え方です。
あらゆる現象は
この意識の流れの中で現れては消えていきますが、
そこには一定の秩序やパターンが存在すると
フッサールは考えました。
4. 生ける現在(生き生きとした現在)
意識の流れの根本にあり、
現象を成立させている
「根源的な今」
のことです。
フッサールの探求の到達点ですが、
同時に
「突き詰めようとしても解明しきれない、謎に満ちた根源」
として結論づけられました。
「自然的態度の克服」こそが、
あらゆる学問の基礎を築くための
第一歩であると説いています。
要約
この動画は
現象学とは、
対象が
『存在するかどうか』
ではなく、
『どのように意識に現れているか』
を問い直す学問であり、
自然的態度を保留することで、
世界が意識の作用によって
どのように構成されているかを
探求するものである
と結論づけています。