- 2020/05/20
こちらの動画では、
「近代哲学の父」
と呼ばれるルネ・デカルトの思想を、
3つの主要なキーワードを通して
分かりやすく解説しています。
主な内容は以下の通りです。
1. 方法的懐疑
デカルトは、
誰にも否定できない
「確実な真理」
を見つけるため、
あえてあらゆるものを疑い抜く
という手法を取りました。
夢の懐疑
私たちは夢を見ている間、
どんなに支離滅裂なことでも
現実だと信じ込んでしまいます。
つまり、
今この瞬間が
「起きている感覚」であっても、
それが本当に現実であるという
絶対的な証拠はないのではないか、
と疑いました。
感覚の不確実性
目に見えるものや感じることは、
幻覚や錯覚の可能性があるため、
絶対確実な真理の出発点には
なり得ないと考えました。
2. コギト(我思う、ゆえに我あり)
すべてを疑い尽くした結果、
デカルトは
唯一疑いようのない事実に到達しました。
考える主体の存在
「すべては偽りかもしれない」
と疑っている(考えている)間、
そのように
「疑っている私自身」
が存在していることだけは否定できない、
という結論です。
たとえ夢を見ていても、
悪霊に騙されていても、
「考えている」
という行為そのものは事実であり、
そこから
「私の存在」
が証明されると説きました。
3. 機械論的世界観
デカルトは、
精神(考える私)以外の自然界や肉体を、
精密な「機械」のような
モデルとして捉えました。
当時の時計や
ポンプなどをモデルに、
自然の運動を
物理的なメカニズムとして
解明しようとする考え方です。
この視点は、
現代のAIやテクノロジーに通じる、
非常に生命力と発展性のある
世界観の基礎となりました。
結論
デカルトの功績は、
真理の基準を
「客観的な事実」ではなく、
個人の
「確実な意識」に置いた点にあります。
これが近代哲学の大きな転換点となりました。