- 2022/04/11
ニーチェ
力への意志とニヒリズムを説いた哲学者
ニーチェはドイツの哲学者で、
『ツァラトゥストラかく語りき』や
『道徳の系譜学』で有名です。
彼は
「神は死んだ」
「超人」
「永劫回帰」
などの言葉でも知られています。
ニーチェ哲学の重要概念は「力への意志」です。
これは、生命が自分自身を超えようとする動きを指します。
ニーチェは、
意志を個人では抗えないほど大きな力を持つものと考え、
意志こそが主体であって、
人間は意志の手段にすぎないと主張しました。
もう一つの重要概念は「ニヒリズム」です。
ニーチェによれば、
自然科学や系譜学の成果によって、
善や美、道徳や神といった価値が
人間の発明品であることが明らかになり、
それらの価値は無価値になります。
これがニヒリズムです。
ニーチェは、
哲学と科学に共通する客観性の追求こそが
「力への意志」の表れであり、
それが究極的にはニヒリズムにたどり着くと考えました。
そして、無意味さを直視して肯定することこそが、
私たちが獲得できる唯一の価値だと主張したのです。
ニーチェは、
哲学と科学の両方の知見を駆使して近代を批判し、
現代思想の基本的な動向を決定づけた巨大な哲学者なのです。