中世哲学がわかれば哲学全部わかります。ブックガイド

この動画は、
哲学の理解を深めるために不可欠な
「中世哲学」について、
初心者から上級者まで楽しめる
おすすめの書籍を、
投稿者(ネオ高等遊民)が
独自の視点で紹介するブックガイドです。

「中世を知れば、
古代も近代・現代の哲学も
自動的に分かるようになる」
という信念のもと、
多くの本が紹介されています。

主な内容は以下の通りです。

1. まずは原典に触れる

解説書を読むよりも、
まずは短い原典に触れて
雰囲気をつかむことが推奨されています。

『中世思想原典集成 精選』 (平凡社ライブラリー)

全7巻。

アンソロジー形式で
様々な思想家の作品が収録されており、
10〜20ページ程度の短いものから
読み始めるのがおすすめ。

トマス・アクィナス 『あるものと本質について』

存在論の入門として非常に薄く、
原典の中では読みやすい部類。

アウグスティヌス 『告白』

長いが有名な古典。

2. 初心者向けの入門書・解説書

『哲学史入門』 (山内志朗 ほか)

インタビュー形式で
中世哲学の雰囲気が分かりやすく語られています。

『アウグスティヌス』 (出村和彦, 岩波新書)

伝記的な構成で読みやすい一冊。

『哲学する中世哲学』 (ジョン・マレンボン, 岩波書店)

テーマ別(普遍、心身など)に
構成された標準的な入門書。

『一度読んだら絶対に忘れない哲学の教科書』

中世編が手厚く、
読み物として面白い。

3. 読み物として面白い・本格的な学習

『中世の覚醒』 (チャールズ・フリーマン)

500ページほどあるが、
アベラールなどの天才たちのドラマが描かれており、
物語として楽しめる。

『キリスト教史の諸代』 (金子晴勇)

投稿者が
個人的にイチオシするシリーズ。

専門的だが読みやすく、
非常に勉強になる。

『哲学者の天球』 (エドワード・グラント)

形而上学ではなく
「自然哲学」
に焦点を当てた研究書。

研究書の中では極めて読みやすい。

4. 投稿者独自の視点(リーゼンフーバー批判)

一般的に名著とされる
リーゼンフーバーの『中世哲学史』について、
投稿者は
「勉強にはなるが、正直つまらない」
とはっきり述べています。

誰もが勧める本を
あえて批判することで、
自分の感覚に合う
面白い本を見つける大切さを伝えています。

5. 補足:背景知識の重要性

中世哲学を理解するには、
土台となるプラトンやアリストテレス
(特に『形而上学』『魂について』)
を並行して読むことが
非常に有効であると締めくくられています。

中世哲学に興味がある方は、
まずは
『中世思想原典集成』のパラパラ読みや、
アベラールとエロイーズの往復書簡といった
物語的なものから
入ってみてはいかがでしょうか。

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